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債権回収へ回す金額は?

架空請求詐欺

他でも書いたのですが、6万円位の債権では普通の会社では債権回収に回さないようです。債権回収に売っても1割くらいしか入ってこないので、処理コストを考えると損になります。普通は2回程度支払の請求の手紙を出して、課税対象の損金(正式名称は忘れました)で経理・税務処理して終わるはずです。

以前B2Bの決済ビジネス立上げのお手伝いをしている時に、与信の専門家と話をしていて、幾ら位だったら債権回収に回すかと業務プロセスの話をしました。10万円以上かなとその時は決まりました。


数ヶ月前に、義理の弟が、例のインターネットアダルトサイト利用での海外電話利用料金の請求が日本の国際電話会社から来ました。弟はこの会社に電話して使った覚えがないと話したのですが埒があかず、私に話が回ってきました。1万だか2万だかなのですが、気分が悪いので払いたくないとのこと。
上手い具合に、この電話会社を退社したばかりの法務担当者が私の元部下で、社内情報を聞いてもらっいました。正確には覚えていないのですが、この会社でも10万円位が債権回収へ回す判断基準だったと覚えています。
結局、弟は何も支払わずに何もなかったようです。(まあこの場合はちゃんとした会社でしたが)

架空請求の場合は、一度支払うと何回も請求に来るようです。一度でも支払うと、悪徳業者間で名前が出回るようですね。
by maida01 | 2004-03-30 15:19 | 日本が壊れていく
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