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老人医療、保健、病院などの制度への疑問

切ない事件

少々問題点は違いそうですが・・・・


母が倒れてから1年以上意識が戻らず、病院も既に4つ目で、結構大変な方だと思っていました。

先日介護の老人ホームへ申し込みに行くと、幾つかの質問から点数付けされました。母の場合は85点万点中55点です。介護度5という一番の重症であるにもかかわらずです。

世の中には病気で倒れたが、一人暮しの人とか、年老いた旦那だけとか言うような人々が85点などの点数になります。但し、そう言う人々でも、老人ホーム入居に多くの人が待ちの状態です。


医学技術は発達しているので、”母のように生きながらされている”人々が沢山います。今の母の病院にも、”息をしているだけ”の人々が沢山います。
それでも保健で月々の費用は結構安いものです。この費用は国民全体で負担していることになります。

しかし保健制度の問題で、3ヶ月ごとに病院を変わる必要があります。病院探しはある程度家族の仕事で、家族は結構大変です。

長期療養の病院は非常に高く、介護型の老人ホームだとそんなに高くはありません。しかし施設が少なく、定員70名に待ち500名と言うような状況です。
かつ老人ホームはインターネットなどで情報を公開していません。公開すると殺到するからです。介護を必要とする家庭で各自、各老人ホームへ当らざるを得ません。

老人ホーム一覧表だけを区役所から貰えて、10箇所ほどのホームへ電話し、イロウの人は受け入れないと断られ、ホームへ入居申し込みに行っても、55点だから500人待ちの後ろの方ですね・・・と言うのが今の世の中の制度です。

介護する家族が一人の場合にノイローゼになったり、介護疲れで自殺とかは理解できるようになりました。

医学技術の発達で人間が死ぬことを防げるようになるのは素晴らしいことですが、ある程度の年齢になれば老死ということで死ぬことも権利のように思います。

もし生きながらされるならば、看護、介護の設備を充実すべきです。

全体の構成が出来あがっていないように思えます。
by maida01 | 2004-04-27 16:24 | 日本が壊れていく
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