1987年後半だったと思います。アメリカで支給されて開発仕事で使っていた、私にとって始めてのパソコンです。メインフレームの業務アプリケーション開発でしたから3270(実際には3279)を普段は使っていましたが、3270ボードも付けた、このIBM PC/XTでも開発をしました。3270というのはIBMメインフレームに接続して、そのアプリケーションを利用するだけの端末です。
1981年にIBMが発表したPCが今のパソコンの始めと言われています。初期のPCにはHDDがなくFDだけでした、それも5インチ。 HDDを使ったのが、このPC/XT。1982年発表で、私の使っていたのは10メガバイトのHDD、620Kバイト(640K?)のメモリー、5インチFD。 OSもDOSでバージョン3くらいでした。当時は未だ使うソフトも多くはなく、一番便利だったのがロータス123とワープロくらいです。 会社で社員が個人的に開発したソフトも提供されていて、結構便利でした。自分のメインフレームの開発は終了していたのですが、他のプロジェクトでの開発が自分の部分に影響し、毎日の確認テストが大変でした。シミュレーションツールでテストの自動化をすることで、テスト作業をXTにやらせ、自分の時間を作ることができました。便利な利用方法でした。 当時は既にPC/ATが発表されていて、アメリカの同僚は7,000ドル位のATを買う算段をしていました。XTは少々古くなって互換機が沢山販売されていて、500ドルくらいのものもありました。後でJXを貰ったので自分でXT互換機を買うことはありませんでしたが。 アメリカではサラリーマンも含め収入のある人全員が税務申告をします。前年の収入細目の計算が必要なので、123は非常に便利なソフトでした。これがアメリカでパソコンが普及している理由の1つでしょう。 その後勤務していた会社でXTを廃棄するというので3台も貰ってしまいました。当時流行っていたDOS/Vで日本語化もできましたが、メモリーが620K以上を積めなく、日本語入力は殆ど無理。アメリカで3.5インチFDD接続ISAインターフェースも買ってきたのですが、これもつながりませんでした。 私にとっては懐かしい機械です。
by maida01
| 2004-07-11 12:38
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