ひできさんの愛機の死を読んで、久しくPDAを使っていないな・・・・
1992年1月4日に3週間程の予定でアメリカへ出張。本社へお客が訪問するというので、ダラス-デトロイト-ダラスという旅程でした。お客を、デトロイトで出迎えて、1,2日の会議、ダラスへ移ってまた2,3日という1週間程度の付き合い。時間は充分にある。自分の時間でアチコチを見学。 サービスマーチャンダイズという安売りのチェーン店で発売間もないHP95LXを見かけた。400ドルくらいだったと思う。背広の内ポケットではガサバルかなという大きさ。 IBM PC/XTと同じ仕様なのに、この大きさ。PDAとしても充分で、予定表、アドレス帳、メモ帳、世界時刻などに123まで付いている。問題は240×128ドットのという小さな画面。普通のパソコン画面の4分の一。 ダラスの店を2回くらい見に行き、デトロイトへ飛ぶ。デトロイトでもサービスマーチャンダイズを探して見に行く。同じ値段、聞くと在庫がない、でも調べてもらうと別な店に在庫あり。また車を飛ばして、ついに買ってしまった。 英語しか入らないが、便利。本当に手のひらに、あのパソコンが乗っている。DOSプログラムも動く。 その後、1992年終わりから1993年初めにNIFTYのFYHPフォーラムで、日本語化が始まり、日本語フォント作成プロジェクトとか、凄い騒ぎになってくる。内部を空けてのクロックアップまでしてしまう。 このおかげで、普通にメモ書きとか、NIFTYへ接続してメッセージをダウンロードして朝の通勤電車でメッセージを読んで、といろいろ活躍した機械です。 寺崎和久さんのDOS/V POWER REPORTに連載していた「HP 200LX日本語化キット開発秘話」を発見しました。http://home.impress.co.jp/magazine/dosvpr/200lx/" アチコチの雑誌にもHP95LX系の記事が掲載され、面白い時期でした。 翌年だったと思います、HP100LXが発表され、これで通常のパソコンの画面と同じ文字数が表示できるようになた。この機種は日本で購入。新宿紀伊国屋アドホック館。ここでいろいろな人とも会うことができた。 HP100LXは10万円程でした。HP100LXのために、当時出始めたSunDiskのPCメモリーカードを買う。このカードは10Mバイトで11万円程。両方で21万円でした。高かった。 HP100LXはモデムを使って、メインフレームのメールシステムへ接続して利用までしまた。但し文字が小さい。モデムの方が大きかった。 この後HP200LXも発売されたが、これは購入せず。 日本で出た雑誌、アメリカの雑誌、ケースなどいろいろなものを買ってしまった。世界中にファンがいて、いろいろな記事、付属品などが発売されていた。 HP95LXは壊れてしまいましたが、100LXまで使えます。今ではゲームにしか使わなくなりました。 素晴らしいコンセプトの機械でした。
by maida01
| 2004-07-11 13:39
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